🪥 歯みがきは朝起きてすぐが良いって本当?
2026年02月15日

🪥 歯みがきは朝起きてすぐが良いって本当?
「朝は口の中のばい菌が増えてるから、起きたらすぐ磨かないとダメ!」
そんな話を聞いたことはありませんか?👀
たしかに――
朝起きたときの口の中は細菌が増えやすい状態です。
でも、それだけで「必ずすぐ磨かなきゃ危険!」というわけではありません。
🌙 朝は本当に細菌が多いの?
これは事実です。
寝ている間は唾液が減るので、口の中の細菌は増えやすくなります。
唾液には本来、
という働きがあります。
つまり、睡眠中はその守りが少し弱くなるんですね。
🤔 じゃあ、その細菌を飲み込んだら危ない?
ここ、気になりますよね。
結論は――
✅ 健康な人なら特に問題ありません。
理由はシンプルです。
私たちは寝ている間も、ずっと唾液を飲み込んでいます
つまり
👉 朝起きた後だけ特別に菌を飲み込むわけではない
ということです。
口の中の細菌の多くは「常在菌」といって、もともと体にいる菌。
通常は胃酸や免疫の働きで問題は起きません。
※ただし、飲み込みの機能が弱っている方(高齢者など)は別で、専門的ケアが必要な場合があります。
🪥 朝すぐ磨く意味はあるの?
あります✨
起床後すぐ磨くメリットは
- 口のネバつきが取れる
- さっぱりして気持ちいい
- 習慣化しやすい
つまり
💡 必須ではないけど、やって損はない習慣
です。
🌙 実は「いちばん大事な歯みがき」は夜
歯科の現場でとても重視されているのは、就寝前の歯みがきです。
なぜなら――
😴 寝ている間は唾液が減って、むし歯が進みやすいから
さらにもう一つ理由があります。
🦠 増殖のスタート時点の菌を減らしておける
細菌はゼロから急に増えるわけではなく、最初の数が少ないほど増えにくいのです。
だから就寝前にしっかり磨くことは
🌟 「増える前に減らしておく予防」
になります。
なので、ごく一般的には、歯を磨くタイミングは
👉 朝食後 + 就寝前 がおすすめです。
というのは、ライフスタイルにもよりますが、昼食後に歯磨きの時間を取れない人も多いからです。
もちろん、朝より昼の方が時間が取りやすい!という方は、
👉 昼食後 + 就寝前 でも全く問題ありません
⏱ 歯みがき後の「30分ルール」と現実的な工夫
歯科ではよく
「歯みがきの後は30分程度は飲食を控えましょう」
と指導されます。
これは、歯みがき粉に含まれるフッ化物を歯の表面にしっかり作用させるためです。
理想を言えば、
👉 朝起きてすぐ磨く場合は30分ほど待ってから朝食
が望ましいです。
ただし現実には――
☀️ 朝の忙しい時間に30分待つのは大変ですよね。
研究では
👉 1日2回以上、歯みがき粉をつけて磨くこと
が予防に有効とされています。
そのため、朝すぐ磨く習慣の方は次の方法がおすすめです。
✅ 朝起きてすぐ歯を磨く習慣の方が、現実的に効果を保てる方法
朝起きてすぐ歯を磨く→そのまま朝食をとると、この時点で朝の歯みがきのフッ化物効果がある程度弱まってしまいます。
だから、朝起きてすぐ磨く人の場合は
👉 朝起きてすぐ + もう1回(例:たとえば昼食後)+ 就寝前 がおすすめです。
1日合計3回歯を磨くことになりますね。
⭐ 本当に大事なのはここ
歯みがきで一番大切なのは
⏰ いつ磨くか
ではなく
✔ ちゃんと磨けているか
です。
予防効果を高める基本はこの4つ👇
🟢 1日2回以上磨く
🟢 磨くときはフッ化物入り歯みがき剤を使う
🟢 歯みがき後30分は飲食を控える
🟢 就寝前は特に丁寧に磨く
🌟 今日からできるシンプルな結論
歯みがきのタイミングに「絶対の正解」はありません。
大切なのは
✔ 自分の生活リズムで続けられる時間に磨くこと
✔ フッ化物をしっかり効かせること
✔ 夜をいちばん丁寧にすること
迷ったら、こう覚えてください。
🪥 「続けられる方法が、その人にとっての正解」
歯みがきは知識より習慣が結果を決めます。
無理のない形で、今日から続けていきましょう😊
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🗳️選挙の日に、ちょっとだけ ~歯医者さんの治療費は、どうやって決まっているの?
2026年02月8日

🗳️選挙の日に、ちょっとだけ
🦷歯医者さんの治療費は、どうやって決まっているの?
今日は、衆議院議員選挙の日ですね。
政治の話はちょっと難しいし、正直あまり得意じゃない…😅
そんな方も多いと思います。
でも実は、
私たちが歯医者さんで受けている治療は、政治や国の制度と意外と深くつながっています。
今日は難しい話は抜きにして、
「歯科の治療費って、どうやって決まっているの?」
という点を、ごくごく簡単にお話しします✨
🦷歯科の治療費は、歯医者が自由に決めているわけではありません
保険診療で行う歯科治療には、
「診療報酬」と呼ばれる全国共通のルールがあります。
たとえば👇
- この治療は何点?
- この処置はどんな条件で?
- 患者さんの自己負担はいくら?
こうしたことが、細かく決められています。
つまり、
「この歯医者さんは高い」「あの歯医者さんは安い」
という話ではなく、
同じ保険治療なら、基本的には全国どこでも同じ仕組みなんです😊
🤔では、そのルールは誰が決めているのでしょう?
流れを、超シンプルにするとこんな感じです👇
1️⃣ 国が、医療費全体のバランスを考える
2️⃣ 専門家や関係団体が話し合う
3️⃣ 最終的に、国が診療報酬を決める
歯科医師や医師の代表、保険の専門家、学識経験者など、
いろいろな立場の人が関わりますが、
最終的に決定するのは国です。
そして、その国の方針を決めているのが、
🗳️選挙で選ばれた政治の仕組み、というわけです。
🔄なぜ、診療報酬は定期的に変わるの?
診療報酬は、原則として2年に1回見直されます。
理由は主にこの3つ👇
- 💰 医療費が増えすぎていないか
- ⏳ 医療の内容が、今の時代に合っているか
- 📊 国の財政状況はどうか
高齢化が進めば医療費は増えますし、
新しい治療が広がれば、評価の仕方も変える必要があります。
診療報酬は、
その時代の社会状況を映した「医療のルールブック」
とも言えます📘
🗳️選挙と、歯科医療の意外と近い関係
選挙で選ばれた人たちは、
といった大きな方向性を決めていきます。
それが巡り巡って👇
- 🦷 どんな歯科治療が保険で受けられるか
- 🌱 医療が将来も続いていくか
といった点に影響してきます。
普段は意識しにくいですが、
歯科医療も、社会全体の選択の中で成り立っているんですね。
🌸さいごに
政治が得意でなくても、詳しくなくても大丈夫です😊
ただ、
自分が受けている医療は、
どんな仕組みで支えられているのか
そんなことを、
今日という日に、ほんの少し思い出してもらえたら嬉しいです。
歯医者として、
これからも安心して治療を受けていただけるよう、
日々の診療を大切にしていきます🦷✨
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🦷 痛くない歯、抜かなくて大丈夫?
2026年02月1日

🦷 痛くない歯、抜かなくて大丈夫?
〜高齢の方のお口で、実はよくあるお話〜
「もう年だから、この歯は仕方ないですよね」
診療室で、こんな言葉を聞くことがよくあります。
ご高齢の方のお口の中を診ていると、
歯が大きく欠けて 根っこだけが残っている状態 を見かけることが少なくありません。
しかも不思議なことに…
👉 痛みがまったくないまま、何年もそのまま というケースも多いのです。
😌 痛くない=問題ない、ではありません
「痛くないから大丈夫」
そう思ってしまいますよね。
でも実は、根っこだけ残った歯は、
- 🦠 歯ぐきの中で細菌のすみかになっていたり
- 😣 体調を崩したときに、急に腫れてきたり
- 💊 他の病気の治療に影響すること
があります。
とくに高齢になると、
お口の中の小さなトラブルが、全身の不調につながる
こともあるため、注意が必要です。
🤔「抜いた方がいいですか?」と聞かれますが…
患者さんから、よくこんな質問をされます。
「この歯、抜いた方がいいですか?」
実はこの答え、いつも同じではありません。
私たちは、
- 痛みや腫れはあるか
- 感染の原因になっていないか
- 全身のご病気や体力はどうか
- 今後の食事や生活への影響は?
こうした点を 総合的に見て判断 しています。
🟡「すぐ抜く」
🟡「絶対に残す」
どちらかに決めつけることはありません。
🌱 今だからこそ、落ち着いて相談できます
見た目が悪くなっていても、
痛みがなければ、つい後回しにしてしまいますよね。
でも実は、
何も起きていない今こそ、いちばん相談しやすいタイミング
でもあります。
「抜くかどうか」ではなく、
まずは
👉 「今、この歯がどんな状態なのか」
を知るところから始めてみませんか?
気になる歯があれば、どうぞお気軽にご相談ください 😊
✨ 今日のひとこと
歯は「痛くなってから」より、
「何もないとき」に診るほうが、選択肢が広がります。
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むし歯が浅いうちは冷たいものがしみて、深くなると熱いものがしみるのはなぜ?
2026年01月25日

「冷たい水で歯がキーンとする」
「最近は、熱いお茶のほうがズキッとする」
この違いは、むし歯の進み具合を正直に反映しています。
歯の中で何が起きているのか、順に見ていきましょう。
🦷 歯の中はどうなっている?
歯は、外から内へ向かって次の3層構造になっています。

① エナメル質
いちばん外側。とても硬く、刺激は感じません。
② 象牙質(ぞうげしつ)
エナメル質の内側。
ここが重要です。
象牙質の中には、象牙細管(ぞうげさいかん)という
目に見えないほど細い管が、神経に向かって無数に走っています。
③ 歯髄(しずい)
いわゆる「歯の神経」。
痛みを感じるセンサーの本体です。
❄️ なぜ、むし歯が浅いと「冷たいもの」がしみるの?
むし歯がエナメル質を越えて、象牙質に達すると、
この象牙細管が外の刺激にさらされるようになります。
冷たい水や空気が当たると、
- 象牙細管の中の液体が急に動く
- その動きが神経を刺激する
という現象が起こります。
つまり、象牙細管を通じて、「刺激が間接的に神経に伝わる」と考えられています。
👉 その結果
- 冷たいものが「キーン」と鋭くしみる
- でも刺激がなくなると、すぐ治まる
という症状が出ます。
この段階では、神経そのものはまだ元気です。
🔥 では、なぜ深くなると「熱いもの」が痛くなるの?
むし歯がさらに進行し、神経に近づくと状況が変わります。
神経の周囲では、
軽い炎症(歯髄炎)が起こり始めます。
炎症を起こした神経は、
という状態になります。
ここで「熱」が加わると――
👉 神経の中の血管が広がろうとする
👉 でも歯は硬い殻に囲まれている
👉 圧が逃げられず、強い痛みになる
これが、「熱いものがズーンと鈍く痛む」正体です。
しかもこの痛みは、
といった特徴を持ちます。
⚠️ 冷たいのが平気になった=治った、ではない
ここで誤解されやすいポイントがあります。
「最近、冷たいのはしみなくなったんです」
実はこれ、神経が弱ってきたサインであることも少なくありません。
- 浅い段階:冷たいものに反応
- 深い段階:冷たい刺激には鈍くなり、熱に痛む
というケースは、臨床でもよく見られます。
👉 痛みの“種類”が変わるのは、
👉 むし歯が次のステージに進んだ合図
と考えたほうが安全です。
🪥 早めに診るほど、治療はシンプル
むし歯は、
しかし、
が必要になることもあります。
「ちょっとしみるだけ」
その時点を見逃さず、歯医者さんで診てもらいましょう。
🌱 まとめ
- 歯は三層構造
- 象牙質には刺激を伝える細い管がある
- 浅いむし歯 → 冷たいものがしみる
- 深いむし歯 → 神経が炎症を起こし、熱が痛い
- 痛みの変化は悪化のサイン
歯の症状には、必ず理由があります。
違和感を感じたら、「様子見」ではなく、ぜひ早めに相談してくださいね。
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😮💨💦 誤嚥(ごえん)って、実はとても怖い
2026年01月18日

〜いちばん怖いのは「窒息」、次が「誤嚥性肺炎」です〜
「誤嚥(ごえん)」という言葉、
聞いたことはあるけど、
どれくらい危険なのかはよく分からない…
そんな方も多いと思います。
今日は、
✔ なにが一番怖いのか
✔ どうして起こるのか
✔ 何を気をつければいいのか
を、できるだけ分かりやすくお話しします。
🍚 そもそも誤嚥ってなに?
誤嚥(ごえん)とは、
本来は食道に入るはずの
などが、間違って気管(肺のほう)に入ってしまうことです。
⚠️ 誤嚥で一番怖いのは…
🥇 第1位:窒息
これはもう、ダントツで一番怖いです。
- 食べ物が気道をふさぐ
- 息ができなくなる
- 数分で命に関わる
👉 その場ですぐに起こる危険です。
🥈 第2位:誤嚥性肺炎
こちらは、じわじわ怖いタイプ。
誤嚥したものと一緒に、
お口の中の細菌が肺に入り、
肺炎を起こすのが誤嚥性肺炎です。
特に注意が必要なのが👇
💡 むせない誤嚥(サイレント誤嚥)
👉 肺炎を起こして、初めて分かることもあります。
👀 こんな様子はありませんか?
誤嚥のサインかもしれません。
- 食事中・食後に ゼーゼー、ゴロゴロ
- 声が ガラガラ、湿っぽい
- 食後に息が苦しそう
- 肺炎を何度も繰り返す
「むせてないから大丈夫」とは限らないのが、
誤嚥のやっかいなところです。
🤔 なぜ誤嚥が起こりやすいの?
誤嚥は、ひとつの原因だけで起こることは少なく、
いくつかの要因が重なります。
たとえば…
- 食べ物をうまくまとめられない
- よく噛まずに丸のみしてしまう
- 舌や口の動きがうまくいかない
- 筋肉が弱くなった
- 姿勢が不安定(猫背・体が反る など)
- 逆流や嘔吐がある
- 薬の影響でぼーっとしている
さらに、歯科治療中も要注意⚠️
水・歯石・抜けた歯などが、
誤って気管に入ることがあります。
🦠 誤嚥性肺炎と「お口」の深い関係
ここ、とても大事なポイントです👇
👉 点滴やチューブ栄養など、口から食べていなくても、肺炎のリスクは下がりません
お口の中が汚れていると、
を誤嚥することになります。
食事を食べていないのに、肺炎につながることがあります。
🪥 お口を清潔に保つことは、命を守るケア
これは本当にその通りです。
✅ 今日からできる誤嚥対策
🪑① 姿勢を整える
- 猫背、反った姿勢、崩れた姿勢はよくありません
- 安定した姿勢で食べましょう
- 寝たきりの方も、食べる時は上体を無理のない範囲で起こしましょう
🍮② 食べ物を見直す
- バラバラにならない
- まとまりやすい
- 今の発達や状態に合った硬さ
🪥③ お口をきれいに
- 毎日の歯みがき
- 専門家による歯石除去
- 細菌を減らす=肺炎予防
💨④ 必要に応じて吸引
- 介護が必要な方で、口の中にいつも唾液が溜まっているようなときは、唾液を吸引してから食べ始めましょう。
🚑 もし「のどが詰まった!」ときは
- 迷わず119 救急車📞
- 背中を叩く(背部叩打法:手のひらの付け根で、左右の肩甲骨の中間を何度も力強く叩く方法)
- お腹を圧迫(ハイムリック法:後ろから抱きかかえ、握り拳をみぞおちの下に当てて、手前上方に向かって素早く押し上げ、強い圧力を加えて異物を排出させる方法。基本的には大人に対して行ってください)
- 吸引器で異物が取れる場合には使用
- 意識があれば横向きに寝かせる
「こんなことで救急車を呼ぶのは良くないかな?」は気にしなくてOKです。
窒息はわずかな時間で命にかかわりますので、すぐ救急車を呼びましょう。
✨ まとめ
- 誤嚥で一番怖いのは窒息
- 次に怖いのが誤嚥性肺炎
- むせない誤嚥がある
- お口のケアは命を守るケア
小さな工夫の積み重ねが、
大きな安心につながります。
気になることがあれば、
ぜひ医師・歯科医師・専門職に相談してくださいね 😊
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国の医療費は抑えたい。でも、ちゃんと診てもらいたい。
2026年01月11日

はじめに 😊
SNSやニュースを見ていると、医療についてこんな声をよく見かけます。
- 「国の財政が厳しいんだから、医療費はもっと抑えるべき」
- 「社会保障が膨らみすぎている。医療が不効率だからじゃない?」
一方で、同じ社会から、こんな不満も聞こえてきます。
- 「病院が混んでいて、なかなか診てもらえないんだよ…」
- 「診察時間が短くて、ちゃんと話を聞いてもらえた気がしない」
- 「予約をキャンセルしただけなのに、冷たい対応をされた」
どちらも、素直な気持ちだと思います。
ただ、この2つは――
同時に解決するのは難しい、というのが現実です。
「国の医療費を抑制する」とは、どういう意味か 🤔
ここで少し、言葉を整理します。
この記事で言う
「医療費を抑える」とは、
患者さんの窓口負担を軽くする、という意味ではなく
国や自治体が負担する医療費全体を、これ以上増やさないようにする
というニュアンスです。
- 高齢化が進む
- 医療技術は高度化する
- でも、税収には限りがある
こうした状況を考えると、
「国の財政負担をどう抑えるか」という議論自体は、
決して極端なものではありません。
むしろ必須だと思います。
国の負担を抑えるために、実際に使われる方法 🧩
では、国が医療費を抑制しようとすると、現実にはどんな手段が取られるのでしょうか。
多くの場合、次のような組み合わせになります。
- 💰 診療報酬を上げない、あるいは引き下げる
- 👛 患者の自己負担割合を増やす
- 🏥 医療機関の数を減らし、機能を集約する
- 👩⚕️👨⚕️ 医療者の人数を増やさない(自然減を容認する)
「どれか一つ」ではなく、
少しずつ、同時に進められるのが特徴です。
その結果、現場と患者さんに起きる変化 🌊
① 診察時間は短くなりやすい ⏱️
診療報酬が抑えられると、医療機関は数を診ることで経営を維持する必要があります。
結果として、
- 問診は簡潔に
- 説明は要点中心に
- 「今日はここまで」が増える
これは、医療者の気持ちの問題というより、制度の帰結です。
② 患者の自己負担は、じわじわ増える 👛
自己負担割合の引き上げや、保険適用範囲の見直しによって、
- 「前より支払いが増えた気がする」
- 「これくらいなら、今回は様子を見ようかな」
と感じる人が増えていきます。
国の財政負担を減らす、という意味では合理的ですが、
受診控えが起きやすくなるのも事実です。
軽いうちに治してしまえば何でもない病気が、重症化して命にかかわることが出てくるかもしれません。
③ 予約やキャンセルに厳しくなる 📅
余裕の少ない運営になるほど、
- 空き時間=そのまま収入減
- キャンセル=経営への影響
となるため、予約管理はどうしてもシビアになります。
④ 待ち時間は、むしろ減りにくい ⌛
医療は、工場のラインのようにはいきません。
- 高齢者の複雑な病状
- 予測できない急変
- 急患の割り込み
こうした要素がある限り、効率化しても待ち時間は残りやすいのです。
海外ではどうなっているのか 🌍
アメリカの場合
アメリカでは、国の医療費負担は比較的抑えられています。
その代わり、
- 医療費の多くを個人や民間保険が負担
- 保険の内容によって受けられる医療が大きく違う
という仕組みです。
結果として、
- 「費用が心配で受診を控える」
- 「後から高額な請求が来て驚く」
といった話は、珍しくありません。
ヨーロッパの国々では
ヨーロッパでは、国が広く医療費を負担する代わりに、
- かかりつけ医を必ず経由
- 専門医や検査まで数週間〜数か月待つ
という仕組みを持つ国があります。
自己負担は軽くても、「時間」という別のコストを支払う形になります。
日本の医療は、実はかなり特別
日本は、
- 国の財政負担が大きい
- 比較的低い自己負担
- 自由に医療機関を選べる
- 比較的早く受診できる
という点で、国際的に見ても珍しい位置にあります。
ただしそれは、診療報酬を抑え続け、医療者の努力で支えてきた部分もあります。
物価が高くなってきて、いま全国の病院が経営難に陥っていますが、今まで現場の努力で何とかしていたものに限界が来た結果、ともいえるでしょう。
何を守り、何を受け入れるのか 🧠
- 国の財政負担を抑えたい
- 将来世代へのツケを減らしたい
- 患者の自己負担を増やすこともやむを得ない
そう考えること自体は、決して間違いではありません。
ただし、その選択には、
- 診察は短くなる
- 待ち時間は残る
- 支払いが増える場面がある
という結果も、同時に引き受ける必要があります。
おわりに 🌱
「国の負担は抑えたい」
「でも、今まで通りの医療を受けたい」
この2つの願いの間には、どうしても緊張関係があります。
どんな医療を社会として残したいのか。
そのために、
誰が、どの形で負担を分かち合うのか。
これは医療者だけの問題ではなく、
私たち一人ひとりに関わる話なのだと思います。
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歯周組織って何だろう?
2026年01月4日
今回はちょっと趣向を変えまして…
【歯周組織】について、解説していきたいと思います。
一般の方には分かりにくいかもしれませんが、申し訳ありません。
まず、【歯周組織】の前に、「歯」からご説明しましょう。
歯の、生えている部分(食べ物を噛む部分)が歯冠、歯ぐきの中に埋まっている部分を歯根と言います。
歯の内部も見ていきましょう。
歯の硬い部分はエナメル質と象牙質でできていて、その中には歯髄(歯の神経や血管)があります。
そして、根っこを覆うように、セメント質があります。
実はこのセメント質は【歯周組織】でもあるのですが、それは後でご説明します。
それと、この後の説明は歯のくびれ(歯頚部)の拡大図でしていきますね。
さて、この歯の周りには、歯ぐき(歯肉)がありますね。
そう、【歯肉】が、まず1つ目の歯周組織です。
・・・ところで、なぜ歯の周りに歯肉が必要なのでしょう?
もし歯肉がなかったら?を想像してみて下さい。
もし歯肉がなかったら、あごの骨がむき出しになりますね。
ヤバイ。
それに、歯根もむき出しです。
しみますね。
体でたとえると、皮膚がめくれて無くなった状態と同じです。
皮膚や歯肉のことを「上皮」といいます。
人間の体は、「外に触れる部分は上皮で覆われる」ルールがあるんです。
ふーん、でも「歯」が歯ぐきから突き出てるよね。
歯ぐきに穴あいてるじゃん。
ぜんぶ上皮で覆われるっていうルール破ってない?
と思った方は鋭い。
実は、歯の中でも「エナメル質は上皮由来」なのです。
健康な人は、歯肉とエナメル質という上皮由来の組織で、全て覆われているのですね。
でも、歯と歯肉だけでは噛めないですね。
歯をしっかり支えてくれる硬~い組織、そう【歯槽骨】が2つ目の歯周組織です。
あれ?歯根と歯槽骨の間に隙間がありますね。
骨は、新陳代謝が活発です。自ら壊しては作り直し、を常に続けています。
もし、歯根と歯槽骨が密着すると…
骨の中にある壊し屋「破骨細胞」が歯根を壊し始めます!
壊れたところを、直し屋「骨芽細胞」が骨で埋めていきます!
すると、歯根がどんどん無くなって、骨で置き換わってしまいます。
これは置換性吸収とか、アンキローシスと言われます。
歯根と歯槽骨の間には、何かが必要ですね。
それを埋めてくれるのが3つ目の歯周組織【歯根膜】です。
歯根膜は多くの細い線維でできていて、歯根と歯槽骨を繋いでくれます。
たくさんのロープで歯と骨を繋がれているのを想像して下さい。
でも、ちょっと待って。
ロープの端っこはどうなっているんでしょう?
歯根と歯槽骨としっかり繋ぐには、ロープが歯や骨にガッチリと食い込んでいる必要があるはずです!
そこで、最後の歯周組織【セメント質】の登場です。
セメント質は、象牙質を覆う硬い組織ですが、歯根膜の線維がその中に食い込んでいるんです。
これで、歯根と歯根膜がガッチリくっつきました。
セメント質が歯周組織に分類されるのは、こういう理由なんですね。
もちろん、歯根膜のロープは、歯槽骨側にもガッチリ食い込んでいます。
骨の中でも線維が食い込んでいる部分を、特に【固有歯槽骨】と言ったりします。
実は実は!【セメント質・歯根膜・固有歯槽骨】は、もともと同じ組織から作られるんです。
だんご3兄弟ならぬ、歯周3兄弟。
もう少し詳しく言うと、同じ骨組織なのに、固有歯槽骨は、その周りの歯槽骨(支持歯槽骨)と親になる細胞が違うんです。
レントゲンでは見分けがつきませんが、歯の周りの骨には二種類ある、と知ると、臨床的にも面白い現象があるんです。
ま、それはまた別のお話。
まとめますと、歯周組織は文字通り歯の周りで歯を支える組織で、
①外側を覆う上皮としての【歯肉】
②歯根を支える【歯槽骨】
③歯槽骨と歯根を繋ぐ【歯根膜】
④歯根膜が食い込んだ【セメント質】 です。
長文お読み下さりありがとうございました!
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院内新聞 2026年新春号 できました!
2026年01月1日

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父 至の逝去につきまして
2025年12月28日
去る12月21日、私の父であり、渡部歯科医院時代の院長である渡部 至が逝去いたしました。
地域の皆様からの、生前のご厚意に深く感謝申し上げます。
本日、父の葬儀を無事に執り行うことができました。
本当にありがとうございました。
父はおよそ40年間にわたり、地域の歯科医療に従事してまいりました。
大変お世話になりました。
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😖 歯医者がこわい…そんな方へ。「笑気鎮静法」を始めました!
2025年12月21日

歯科治療と聞くだけで
🦷「ドキドキする」
😵「体に力が入る」
🤢「オエッとなるのがつらい」
そんな方、実はとても多いんです。
そこで当院では、
✨ 笑気鎮静法(しょうきちんせいほう) ✨
を新しく導入しました!
(笑気鎮静法は保険適応です)
🌬️ 笑気鎮静法ってなに?
笑気鎮静法は、
笑気ガス(亜酸化窒素)と酸素を混ぜたガスを鼻から吸う方法です。
🫧 ふわっとリラックス
🫧 不安や緊張がやわらぐ
🫧 体の力が抜ける
…そんな状態になります。
💡 眠ってしまうわけではありません!
意識はあり、会話もできます。
👍 笑気鎮静法のいいところ(メリット)
😊 ① 歯医者さんへの「こわさ」が減る
「怖い…」という気持ちが和らぎ、
気づいたら治療が終わっていた、という方も。
🤢 ② オエッとなりにくい
型取りや奥歯の治療が苦手な方にもおすすめです。
⏱️ ③ 効果が出るのも、切れるのも早い
吸い始めて数分で効果が出て、
治療後は 5~10分ほどで元の状態 に戻ります。
🧒 ④ お子さんにも使われる方法
歯医者が苦手なお子さんにも、
安全性の高い方法として広く使われています。
🙆 ⑤ 保険適応の治療です
保険診療で行う笑気鎮静法には、保険がききます。
(保険がきかない治療の場合には、保険適応とはなりません)
⚠️ 知っておいてほしい注意点(デメリット)
❗ 痛みを消す魔法ではありません
笑気は「不安を和らげる」方法。
痛みは局所麻酔でしっかり抑えます。
❗ 効果には個人差があります
「すごく楽だった!」という方もいれば、
「あまり変わらなかった」という方も。
❗ 使えない場合もあります
体調や持病によっては、
笑気が適さないケースもあります(事前に確認します)。
❓ よくある質問 Q&A
Q️ 笑気って、全身麻酔ですか?
👉 いいえ。
眠らせる麻酔ではなく、
意識があるままリラックスする方法です。
Q️ すぐ効きますか?
👉 多くの場合、3〜5分ほどで効果を感じ始めます。
Q️ 治療後はフラフラしませんか?
👉 治療後に酸素を吸うことで、
ほとんどの方は5~10分程度で普段通りに戻ります。
Q️ 痛みはなくなりますか?
👉 痛みは局所麻酔で対応します。
笑気は「怖さを減らすサポート役」です。
Q️ 子どもも使えますか?
👉 はい 😊
年齢・体格・協力できるかを見ながら判断します。
Q️ 誰でも受けられますか?
👉 体調や既往歴によっては
使えない場合もあります。必ず事前にご相談ください。
🦷 当院の考え方
笑気鎮静法は、
🌱 「無理に使うもの」ではありません。
・通常の治療
・笑気を使った治療
それぞれのメリット・デメリットを説明し、
患者さんと一緒に選ぶことを大切にしています。
🌈 「歯医者が怖い」を、少しでも軽く
「怖いけど、ちゃんと治したい」
そんな気持ちに寄り添える選択肢として、
笑気鎮静法をご用意しました。
気になる方は、
🗣️ お気軽にスタッフまでお声がけください!
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