2019年09月15日
医院をお休みにさせて頂いて、ファンドレイジング日本2019という大会で勉強してきました。
実は参加するまで全く意味が分からなかった、ファンドレイジング。
なんとなく分かって来ました。
ファンドレイジングとは、社会にある、いろいろな問題を解決するために必要な資金等を、さまざまな方法を使って集める事のようです。
社会には様々な問題があります。
健康でお金持ちで人間関係にも恵まれた人々だけではないからです。
むしろ、病気や障害を持つ人、貧困に苦しむ人、引きこもりやイジメ、マイノリティ問題など、数えきれないほどの問題があります。
環境問題、資源問題といった社会問題もあります。
そういった問題が放置されるのは好ましいことではありません。
支援や保護、教育などの活動で、問題解決を目指すべきです。
しかし時代が変わってきて、これまで政府や自治体の財源、もしくは自己資金に頼ってきた活動が、成り立たなくなりつつあります。
お金がないならボランティア、確かにそれも重要ですが、いつまでも無償の奉仕を求め続ければ、いつか人は疲れ果てて活動をやめてしまいます。
そこで、寄付やクラウドファンディング、助成金の獲得等をうまく組み合わせて、活動に必要な資金を調達し、社会的に意義のある活動を持続的に行う必要があります。
その仕事がまさにファンドレイジングであり、それを担う専門職がファンドレイザーです。
この学会に参加して、価値観が違う人たち、聞いたことのない概念ばっかりで、楽しいです。
僕らがやっている医療の仕事はもちろん、歯科医師会の仕事にも深く深く関わってくるものだと分かってきました。
何より、医療介護福祉の改革を進める佐渡において、この概念は極めて重要度が高いように感じます。
もちろん教育にも…!
これを佐渡でどう実践していけるのか…考えないとですね。