院内新聞2025年7月号 できました!
2025年07月1日
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2025年05月19日
「歯に衣着せぬ」「歯がゆい」「歯の浮くようなセリフ」…。
日常でよく耳にするこれらの言葉、みなさんはどんな意味かご存じですか?
実は、こうした“歯にまつわることわざや慣用句”には、昔の人の感覚や身体のイメージが深く関係しています。
今回は、そんな「歯ことば」の世界を、ちょっと楽しくのぞいてみましょう。
「歯に衣着せぬ(はに きぬ きせぬ)」
意味:思っていることを遠慮せずにはっきり言うこと。
由来:「歯に衣服を着けることをしない」、つまり「歯を隠さない」ということから、そのままハッキリとズバリ言う、という意味になったそうです。
ちなみに、歯科的には歯に色々なものを被せたりしますので、衣を着た歯も結構ありますね(笑)
「歯がゆい」
意味:もどかしくてイライラする、焦ったい気持ち。
由来:
説①「歯がうずくような不快感」や「歯の奥がむずむずする感じ」から、「もどかしくてイライラする」という意味になった。
説②「歯はかゆくても、掻くことができない」ことから、「もどかしくてイライラする」という意味になった
→ 由来はハッキリしていませんが、上の二つが説としてあるそうです。
ちなみに、実際に歯ぐきに炎症があると「歯がかゆい感じがする」とおっしゃる患者さんもおられます。
「歯の浮くようなセリフ」
意味:気持ち悪くなるような、お世辞や甘ったるい言葉。
由来:くすぐったいような、鳥肌が立つような気持ちの悪い感覚を「歯の浮く」という身体の感覚に例えています。
歯科医からすると、「歯が浮いた感じ」の時は、たいてい歯周炎です(笑)
「舌先三寸」
意味:口先だけのうまい話。言葉だけで人をだますことも。
由来はよく分からないようですが、昔は「舌三寸」と言ったそうです。三寸はだいたい9センチメートルですから、日本人の平均的な舌の長さ(7センチメートル)より少し長いですね(笑)
おそらく、三寸程度の舌の先だけで、物事をうまく進めようとする(言葉だけで済まそうとする)という意味なのでしょう。
私のような歯科医も、「舌先三寸」ではなく、心のこもった誠実な説明をしなければ。
「目には目を、歯には歯を」
意味:やられたら同じ方法で仕返しをする、という報復の原則。
由来:古代バビロニアの「ハンムラビ法典」に由来する有名な言葉です。
もともとは、「やられたこと以上の報復をしてはいけない」という意味で、正義や公平を象徴する言葉なのですが、現代では「やられたら同じだけやり返していい」という意味で使われることが多いですね。
時代とともに意味が変わってしまうのも、言葉の面白いところです。
「ごまめの歯ぎしり」
意味:力のない者が不満を言っても、相手には届かないというたとえ。
由来: 「ごまめ」とは、いわしなどの小魚を干した食材で、非常に小さく弱い存在をあらわしています。そんな小さな存在が歯ぎしりしても、大きな相手には何の影響もない…という自虐的な表現です。
昔、あるテレビドラマで「正しいことをしたければ、偉くなれ」というセリフがありました。
この「ごまめの歯ぎしり」という言葉も、悔しがって文句を言うばかりでなく、自分がもっと影響力を持てるように実力をつけなさい、という意味なのかもしれませんね。
ただ、実際の「歯ぎしり」は自分の歯には大きなダメージを与えることもありますので、もし心当たりがあれば一度ご相談ください。
ことわざや慣用句には、私たちの「身体感覚」がたくさん反映されています。
とくに「歯」は感覚が敏感ですから、繊細な違和感や気持ちの揺れを表すのにピッタリだったのかもしれません。
歯や口の感覚を大事にすることは、むし歯や歯周病の早期発見にもつながります。
言葉の面白さを楽しみつつ、「あれ?なんかおかしいな」と感じたら、どうぞお気軽にご相談くださいね。
2023年08月26日
6月中旬、金泉小学校へ先生と歯科保健指導に行ってきました。
「6歳臼歯について」「むし歯の原因とおやつの摂り方」「歯肉炎の予防」に関して、クイズを出したり質問に答えたりしながら楽しくお話しをしました。
後半には、実際に染め出し液でプラークを赤く染め出しました。自分のお口の中をよく観察し、「わぁ、ここに磨き残しがあった!」「奥歯まで歯ブラシを当てるのって難しい…」と真剣な表情で試行錯誤しながら歯をピカピカに磨いてくれました。
興味津々でキラキラ輝く眼差しの金泉小の生徒の皆さんと、私達も楽しい時間を過ごしました。
11月には相川小学校へ訪問する予定です。子ども達が家族と歯のことや毎日の歯磨きの大切さなどを会話することで、地域全体のお口の健康に繋がるとさらに嬉しいです。
(スタッフK)
2020年01月1日
みなさま、明けましておめでとうございます。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
新年の診療は1月4日(土)からとなります。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
当院は予約制です。
それは、患者さんに質の良い医療を提供するためには、しっかり時間を取ることが必要と考えているからです。
予約を取ることによって、どんなに患者さんが多く来院されても、丁寧な治療を行うことが可能になり、患者さんの健康が守られます。
もし、一人の患者さんが、当日に予約を忘れて来院されないとどうなるでしょうか?
その患者さんにとっては、治療が前に進まず病気が治りませんので、もちろん損失です。
また、その患者さんが取っていた予約の枠があれば、他の患者さんの治療をすることができます。
つまり、他の患者さんにも迷惑が掛かってしまいます。
さらに医院としては、その患者さんのために滅菌・消毒をして準備していた器具や薬品などがすべて無駄になります。
予約制の医院にとって、キャンセルは本当に困った問題なのです。
出来る限りご予約は守っていただくことをお願いいたします。
もし、ご予約当日の変更・キャンセルが3回、もしくはご連絡なしのキャンセルが1回あった患者様は、
大変心苦しいのですが、次回以降のご予約をお取りできなくなります。
ご協力の程、なにとぞよろしくお願いいたします。
当院で治療した症例は治療症例集をご参照ください。