院内新聞 2026年新春号 できました!
2026年01月1日

2025年12月28日
去る12月21日、私の父であり、渡部歯科医院時代の院長である渡部 至が逝去いたしました。
地域の皆様からの、生前のご厚意に深く感謝申し上げます。
本日、父の葬儀を無事に執り行うことができました。
本当にありがとうございました。
父はおよそ40年間にわたり、地域の歯科医療に従事してまいりました。
大変お世話になりました。
2025年12月7日

みなさんは「フキハラ」という言葉、聞いたことがありますか?
フキハラとは、不機嫌(ふきげん)を振りまいて、相手をコントロールしようとする行為のことです。
声を荒げなくても、怒鳴らなくても、
👣 ドアを強めに閉める
👣 無言でため息
👣 明らかにイライラした動き
こういった「空気」の圧で周囲を萎縮させる――それがフキハラです。
もし僕がフキハラ歯科医だったら?
これ、ちょっとしたブラックジョークですが……
もし僕が フキハラ全開の歯医者 だったら、確実に患者さんもスタッフさんも逃げ出します。
例えば:
🦷 診療中に無言で舌打ち
→「え、私なんか悪いことした…?」と患者さんが萎縮。
🦷 カルテをバサッと投げ置く
→ スタッフの心の声「今日の機嫌、地雷かも…」。
🦷 説明が極端に短い・冷たい
→ 患者さん「これ本当に聞いていい雰囲気じゃない…」
🦷 朝からずっと不機嫌オーラ
→ スタッフ「今日も始まった…(胃が痛い)」
こんな歯科医院、絶対イヤですよね。
患者さんは治療で緊張しているのに、さらに余計な恐怖を与えてしまいます。
スタッフだって本来の仕事に集中できません。
理由はシンプルに3つ。
不機嫌は「圧力」になります。
相手は本音を言えず、ミスも言い出しづらくなります。
医療ではこれがリスクに直結します。
「今日は機嫌がどうか」
これを毎日予測させられる職場は疲れ切ります。
人はその場から去るか、感情を殺すかのどちらかになりがちです。
不機嫌を撒き散らす人は、自分で自分の首を絞めています。
周囲の協力を得られず、孤立していきます。
(無理に戦おうとしなくていい)
相手の機嫌を取ろうとすると、フキハラは強化されます。
こちらができることは、あくまで冷静で合理的な対応です。
不機嫌な態度に「びびってくれるほど」、相手はそれを武器にします。
静かに、淡々と、通常モードで接する。
これが一番効きます。
「感情ではなく、事実を扱う」
必要な連絡は普通に行い、感情には巻き込まれない。
職場なら上司へ、
医療機関内なら別スタッフに相談する。
一人で抱えないことが大切です。
人は誰でも疲れている日はあります。
だからこそ、定期的なセルフチェックが大事。
◆ ため息や舌打ちが無意識に出ていないか?
◆ 相手の発言に冷たく返していないか?
◆ 忙しいときほど表情が険しくなっていないか?
◆ 相手が必要以上に遠慮している気配はないか?
◆ 家族や職場で「近寄りがたい日」が多くないか?
1つくらい当てはまる日は誰でもあります。
でも、「常態化していないか」がポイントです。
不機嫌は、人の心を知らないうちに削ります。
だから僕自身も意識的に整えて、医院全体の空気を守りたいと思っています。
フキハラは、怒鳴り声よりも気づきにくい分、周りを疲れさせます。
でも、仕組みを知っておけば対処できますし、自分自身も予防できます。
歯科医院は本来、安心して来てもらう場所。
働く人も、通う人も、笑顔でいられる空間にしていきたいですね😊
2025年09月29日
最近の歯科治療でよく耳にする「ジルコニア」。
聞いたことはあるけれど、「何者?」と思われる方も多いのではないでしょうか❓
ジルコニアは、元素「ジルコニウム(Zr)」からできる酸化物(ZrO₂)のこと。
イメージとしては、チタンが酸化すると「酸化チタン」となり、日焼け止めや化粧品に使われるように🧴、
ジルコニウムが酸化してできたのが「ジルコニア」です。
白くて安定したセラミックで、とても硬く、美しいのが特徴です✨。
実はジルコニアは、歯科だけでなくさまざまな分野で使われています。
⚙️ 工業分野:耐熱性・耐摩耗性に優れているため、エンジン部品や工具に。
🏥 医療分野:人工関節やインプラントの材料に。
💍 宝飾分野:人工ダイヤ(キュービックジルコニア)としておなじみ。
つまり「硬くて丈夫、しかも見た目がきれい」な特性を生かして、幅広く活躍しているのです🌟。
ジルコニアが歯科材料として注目されている理由は大きく3つあります。
💪 強い!:金属に匹敵する強度を持ち、奥歯のかぶせ物にも使える。
😁 自然で美しい!:金属のように黒くならず、歯のような白さで口元が自然に見える。
🌱 体にやさしい!:金属を使わないので、金属アレルギーの心配が少ない。
こうした特徴から、近年ジルコニアは前歯から奥歯まで幅広く用いられるようになりました✨。
歯冠修復の材料には、金属、ポーセレン(陶材)、レジン(プラスチック系)などがあります。
◎ 強度が高く壊れにくい
△ 見た目は銀色で目立つ、アレルギーの可能性
◎ 透明感があり非常に美しい
△ 割れやすい、費用が高い
◎ 費用が比較的安い、保険で使えるものもある
△ 変色しやすい、強度が弱い
◎ 強度と白さを両立、アレルギーリスクも少ない
△ 透明感はやや乏しく、色調の再現性はポーセレンに劣ることがある
△ 硬すぎて対合歯を傷めることがある、調整や修理が難しい
つまりジルコニアは「強さと自然な白さのバランスがとれた材料」ですが、万能ではなく使い方に注意が必要なのです⚖️。
ジルコニアは、ジルコニウムが酸化してできるセラミックで、
日焼け止めや化粧品に使われる酸化チタンのように🧴、私たちの生活に役立つ安定した材料です。
その強さと自然な白さから、今や歯科治療でも欠かせない存在に✨。
ただしメリット・デメリットを理解したうえで、どんな材料が自分に合っているかは歯科医と相談しながら決めることが大切です🦷💬。
2025年09月22日
歯科医院では、こんな場面があります。
「前に行っていた歯医者さんでこういう治療をされたけど、大丈夫でしょうか?」
そんな時に、後から診る歯科医師が前のお医者さんの治療を“良い”とか“悪い”とか言うべきかどうか――。
私は、過去の治療を安易に評価しないようにしています。
なぜなら、その時の状況を正確に知ることはできないからです。
患者さんの体調や希望
経済的な事情や生活の背景
当時の歯の状態や他の治療との兼ね合い
こうした情報は、その場にいた人にしか分かりません。
断片的な情報だけで「良かった・悪かった」と決めつけてしまうのは、公平でも誠実でもないと思うのです。
サッカーではチームの成績が低迷すると、マスコミやファンが「監督の戦術が悪い!!」と厳しく批判します。
さらに負けが続くと、監督が退任させられることもありますね。
でも、新しく就任した監督が、前の監督を強く批判する場面を見たことがある方はいらっしゃいますか?
ほとんどないですよね。
なぜなら、新しい監督は当時の事情をすべて知っているわけではないからです。
選手のケガや体調、クラブの方針や財政状況、ロッカールームの雰囲気……外からは見えない要素が山ほどあります。
だからこそ、新しい監督が語るのは過去の評価ではなく、「これからどう戦うか」。
歯科治療も同じで、私に見えるのは「今」の状態だけ。
だから私は「未来にどうつなげるか」を考えるようにしています。
もちろん、患者さんが不安に思っているなら、過去の治療と今の状態を関連づけて説明することはあります。
「今の状態に危険はありませんよ」と安心していただく
「ここは改善した方が良いですね」とこれからの方向性を示す
これは批判ではなく、冷静な情報提供です。
過去をどう評価するかよりも、もっと大切なのは――
今の状態をどう整え、これからどう良くしていくか。
私は過去を断定的に評価するのではなく、
「今の状態はこうです」
「これからできることはこうです」
と、未来志向でお話しするようにしています。
過去の治療は、不確かな情報のまま「良い」「悪い」と評価できるものではありません。
大切なのは――
評価よりも「今」を正しく理解すること
未来に向けて一緒に考えること
医療もサッカーも、過去を振り返るより「これからどうするか」が一番大切。
その姿勢こそが、患者さんに安心を届けることにつながると私は思っています。
2025年09月15日
「歯医者さんって、休みの日は何してるんですか?」
患者さんからそんな質問をいただくことがあります。
確かに、「休みの日も診療してくれたら助かるのに〜」と思う方もいるでしょう。
実際に、休日診療している歯科医院もあって、それは本当にありがたい存在です👏✨
でも…人間ですからね、歯医者にも休日は必要なんです😂
むし歯と格闘する日々でヘトヘトになった体と頭をリフレッシュして、また元気に働くために。
では、私の場合、休日はどんな過ごし方をしているかというと…👇
家族と過ごす時間👨👩👧👦
平日はなかなかゆっくりできないので、休日は子どもと遊んだり、一緒にご飯を食べたり、家族時間を満喫しています。
趣味でリフレッシュ🎣🏃♀️📚
運動したり、本を読んだり、ドライブしたり釣りに出かけたり。ときには昼寝でゴロゴロ…そんな のんびりとした平和な時間 も大事です😆
勉強や研修、そして執筆📖🖋
最新の知識や技術を身につけるために学会やセミナーに出かけることもあれば、まとまった時間がないと書けない論文や記事をコツコツ進める日もあります。
平日はできない仕事をする📂🚗
たまっている事務作業を片付けたり、平日にはなかなか伺えない訪問診療に行ったり。歯科医院の裏側は意外と忙しいんです💦
地域の活動に参加🤝
学校健診や地域の健康イベントに出かけてお話しすることも。診療室の外でも、地域のみなさんの健康を支えています。
休日の大切さ🌿
歯医者が休日に休んだり、勉強したり、事務作業をこなしたりしているからこそ、平日は元気いっぱいで診療できるんです。
もし休みなく働いていたら…集中力も落ちて、治療が雑になっちゃうかも!?😱
それは患者さんにとっても困りますよね。
だから、「歯医者さんがお休みの日にしっかり休むこと」も、実はみなさんのためになっているんです✨
ということにして、休みを頂いています(笑)
2025年08月25日
高齢になると歯ぐきが下がって「歯の根っこ(歯根)」が見えてくることがあります。
実はここにできるむし歯を「根面う蝕(こんめんうしょく)」と呼びます。
根面う蝕は進行が速く、放っておくと歯を失ってしまう原因になることも…😣
でも、毎日のホームケアでしっかり予防することができるんです💪
今回は、おうちでできる予防のコツをご紹介します🌸
1. 🪥フッ素入りの歯磨き剤を選ぼう
歯の根っこは弱いので、フッ素がとても大事!
✅ 1,100〜1,400ppmFの歯磨き剤がおすすめ
✅ 1日2回以上、歯ブラシのヘッドくらいの量を使う
✅ 磨く時間は 2分以上
(海外には5,000ppmFの歯磨き剤もありますが、日本では一般的に使えません)
2. 🧴フッ素入りの洗口液もプラス
歯磨きだけじゃなく、フッ素入りの洗口液を併用すると効果アップ⤴️
✅ 250〜900ppmFのものを1日1回
✅ 味や刺激が少なく、続けやすい😊
ただし、飲み込んでしまう恐れがある方には注意が必要です⚠️
3. 🪥ブラッシングの工夫
磨き方も大事なポイント!
✨ むし歯になりやすい所(奥歯・歯ぐきの近く)からスタート
✨ 歯ブラシは 15〜30度の角度 をつけて当てる
✨ 手が不自由な方には、大きめの歯ブラシや電動歯ブラシがおすすめ
最近は、毛の太さを組み合わせた「複合植毛」の歯ブラシもあって便利です👍
4. 🚰すすぎは少なめに!
せっかくのフッ素を流しすぎないように、
磨いたあとは少量の水で1回だけすすぐのがおすすめです💧
5. 🤔なぜ根面う蝕ができやすいの?
歯の根っこは酸に弱い⚡
表面に小さな管があり、むし歯菌が入りやすい
高齢になると唾液が減って口が乾きやすい💧
歯ぐきが下がって根っこが露出しやすい
つまり…若い頃よりむし歯になりやすい環境なんです。
🌟まとめ
根面う蝕を防ぐポイントは…
🪥 フッ素入り歯磨き剤
🧴 フッ素入り洗口液
✨ 磨き方の工夫
🚰 すすぎは少なめ
この4つを毎日の習慣にするだけで、歯の根っこをむし歯から守れます😊
「失ったら戻らない歯」だからこそ、日々の小さな工夫で大切に守っていきましょう💖
2025年08月11日
ドラッグストアやスーパーの歯ブラシコーナーを覗くと、たくさんの種類の歯ブラシが並んでいて、どれを選んだらいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか🤔
形も毛の硬さも値段もさまざま。
つい「なんとなく」や「パッケージの印象」で選んでしまいがちですが、実は歯ブラシ選びはお口の健康にとても大切なポイントなんです💡
1. 歯ブラシ選びはプロに相談するのが一番👩⚕️🦷
お口の中の状態は、人によって本当に違います。
歯並び、歯ぐきの状態、磨き残しやすい場所などは、自分では意外と分からないもの。
だからこそ、歯科医院で歯科衛生士さんに相談して選ぶのが一番安心です😊
専門家は、あなたの磨き方の癖や歯ぐきの状態を見ながら「毛の硬さ」「ヘッドの大きさ」「持ち手の形」までアドバイスしてくれます✨
2. 歯科医院専売の歯ブラシは“ひと味違う”💎
歯科医院で扱っている歯ブラシは、一般の量販店ではあまり見かけないものが多いです。
値段はやや高めですが、毛先の加工や密度、持ちやすさなど、磨きやすさをとことん追求して作られています👍
実際、「いつもより短時間で汚れが落ちる✨」「歯ぐきにやさしい💖」と感じる方も多く、リピートされる患者さんが少なくありません。
3. 歯ブラシは消耗品!こまめな交換を🔄
せっかく自分に合った歯ブラシを選んでも、毛先が広がったまま使い続けると効果が激減します⚠️
目安は1か月に1本。毛先が少しでも外に広がったら交換しましょう🗓️
歯ブラシ選びは「安ければいい」「有名ブランドだから安心」という単純なものではありません🚫
お口に合った1本を選べば、磨きやすさがぐんと上がり、むし歯や歯周病の予防にもつながります✨
迷ったときは、ぜひ歯科医院でプロのアドバイスを受けてみてください😊
毎日の歯みがきが、もっと楽しく、もっと効果的になりますよ🪥💖
2025年07月21日
話しづらさ、聞き取りづらさ…それ、歯が原因かも?
「なんだかおじいちゃんの話す言葉が聞き取りづらくなった気がする」
「入れ歯を作ったら、しゃべりづらくて困った」
そんな経験はありませんか?
実は「発音」と「歯」には、思った以上に深い関係がありまして・・・。
今回は、歯が話し方に与える影響について、わかりやすくお話しします。
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🗣️歯がないと、なぜ言葉が聞き取りにくくなるの?
発音には、舌・唇・のど・鼻など、さまざまな器官が関わっていますが、「歯」もとても重要な役割を果たしています。
たとえば、
つまり、前歯や奥歯が失われると、舌や唇の位置が安定せず、音の明瞭さが失われてしまうのです。
特に総入れ歯の方などは、歯の支えがなくなることで「空気のもれ」や「舌の迷い」が起こりやすくなります。
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😬入れ歯を入れたばかりは、なぜしゃべりにくいの?
新しい入れ歯を入れると、最初は違和感が強く、うまく話せないことがあります。
これは、口の中の「感覚の地図」が変わるため。
これまで歯や歯ぐきに感じていたものが、急に「人工のもの」に変わるため、舌がどこに当たれば良いのか分からなくなってしまうのです。
さらに、
なども、発音のしづらさにつながります。
しかし、これらは数週間〜1か月ほどで慣れる方が多く、調整によって改善される場合も多いです。
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🦷歯並びが悪いと、滑舌が悪くなるって本当?
はい、本当です。
歯並びが悪いと、舌や唇が本来の位置で動きにくくなり、正確な発音が難しくなることがあります。
特に、
前歯が出ている(上顎前突、下顎前突など)
歯と歯の間にすき間がある(開咬、空隙歯列など)
噛み合わせが深い(過蓋咬合など)
などの場合、「サ行」「タ行」「ラ行」などの音が不明瞭になりがちです。
矯正治療により歯並びやかみ合わせを整えることで、滑舌が改善されるケースもあります。
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🎤まとめ:歯は「発音の土台」だった!
「話す」という行為には、実は多くの筋肉や器官が関わっており、「歯」はその中でも重要な役割を果たしています。
歯が失われたり、形や位置が変わると、舌や唇の動きが微妙にズレてしまい、「聞き取りづらさ」「しゃべりにくさ」につながるのです。
もし最近「滑舌が悪くなった」「話しにくくなった」と感じている方は、歯や入れ歯の状態を見直してみるのも一つの手です。
気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね😊
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
当院は予約制です。
それは、患者さんに質の良い医療を提供するためには、しっかり時間を取ることが必要と考えているからです。
予約を取ることによって、どんなに患者さんが多く来院されても、丁寧な治療を行うことが可能になり、患者さんの健康が守られます。
もし、一人の患者さんが、当日に予約を忘れて来院されないとどうなるでしょうか?
その患者さんにとっては、治療が前に進まず病気が治りませんので、もちろん損失です。
また、その患者さんが取っていた予約の枠があれば、他の患者さんの治療をすることができます。
つまり、他の患者さんにも迷惑が掛かってしまいます。
さらに医院としては、その患者さんのために滅菌・消毒をして準備していた器具や薬品などがすべて無駄になります。
予約制の医院にとって、キャンセルは本当に困った問題なのです。
出来る限りご予約は守っていただくことをお願いいたします。
もし、ご予約当日の変更・キャンセルが3回、もしくはご連絡なしのキャンセルが1回あった患者様は、
大変心苦しいのですが、次回以降のご予約をお取りできなくなります。
ご協力の程、なにとぞよろしくお願いいたします。
当院で治療した症例は治療症例集をご参照ください。