やはたの里さんで口腔ケア研修会
2019年12月6日

先週の、はもちの里さんでの研修に続いて、やはたの里さんで口腔ケア研修会の講師をしてきました。
与えられたお題はオーラルフレイルについて。
時代も変わったなあと思います。
オーラルフレイルは、分かりやすく言えば「口の虚弱」ということになると思います。
発音がはっきりしない、食べこぼす、ときどきむせる、硬いものが噛みにくい、といったわずかなお口の機能の衰えを指しています。
その程度のことは、これまで「歳のせい」「誰でもなる」と思われていました。
私たち歯科医も、病気とはとらえてきませんでした。
しかし、このようなオーラルフレイル、軽微なお口の衰えを放置すると、やがて低栄養をはじめとした全身的な疾患をもたらし、要介護状態や死に至ることが、最近の研究で明らかになってきたのです。
オーラルフレイルを予防するために、まず何より大事なのは、定期的な歯のメインテナンスだと思います。
痛くなくても定期的に歯科医院へ行って、検診とクリーニングをしてもらい、丈夫な歯をまもる。
この習慣が広く根付けば、オーラルフレイルもかなりの部分で予防でき、要介護状態や重い病気でつらい思いをする人たちも少なくなるはずです。
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やった!佐渡高校バレー部、全国大会へ!!
2019年12月5日

佐渡高校卒業生の皆様、もしよろしければご支援お願い致します。
まさに快挙です。おめでとうございます。
前回、佐渡高校バレー部が全国大会へ出場したのが1977年だそうです。
なんと僕が生まれた年ではありませんか。
42年ぶりということになりますね。
僕は、アマチュアスポーツは勝つことが目的ではないと思っています。
努力を積み重ねること、チームワークを尊ぶこと、試合でも平常心でいられる精神力を養うこと、そういった素晴らしいことを学べる、最高の場がスポーツだと思っています。
トーナメント制の大会では、全てのチームうち、ひとつのチーム以外は負けて会場を去ることになります。
ですが、負けからもたくさんのことが学べると思います。
これまで努力してきてよかった、このチームで戦えてよかった、実力は出し切れた、そう思えるならば、たとえ試合で負けたとしても、それは「勝ち」なのだと思います。
その点でも、佐渡高校バレー部は素晴らしいチームだと聞いています。
晴れ舞台で、見事な戦いを見せてくれると思います。
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新潟日報にて取り上げていただきました
2019年12月3日

新潟日報にて取り上げていただきました。
佐渡でも、高齢期の健康的な「食」を守る取り組みが進められています。
健康的な「食」を守る、というと、農薬とか、遺伝子組み換え食品とかの問題がよく話題に上りますが、高齢者にとっての「食」は、そういう問題とはやや異なります。
日本は豊かな国ですが、実は栄養不足(低栄養といいます)の人が少なからずおられます。
過度なダイエットや、偏食によって、若い人にも低栄養は生じますが、特に高齢者に低栄養の方が多いことが問題になっています。
この背景には、貧困、認知症などの疾患、老々介護など、さまざまな社会問題が潜んでいます。
われわれ歯科医師の使命は、市民の皆様の健康をまもること。
その根本は、「食」にあります。
美味しく食べて、元気に生きる。
歯をまもることで、それが達成されると考えれば、こんなにやりがいのある仕事はありません。
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