医療・介護・福祉に“えらい順”なんてあるの?🤔
2025年10月12日
🫱🫲医療・介護・福祉の仕事に「えらい・えらくない」はある?
「お医者さんは病院の中で一番えらい」
「歯科医師の方が歯科衛生士よりすぐれている」
「看護師の方が介護士よりすごい」
こんな話、どこかで聞いたことはありませんか?👂
もしかすると、医療や介護の仕事をしている人の中にも、そう思っている人がいるかもしれません。
でも本当は──
医療・介護・福祉の仕事に“上下関係”なんてありません。
あるのは、それぞれの役割の違いだけです。
💡立場が違っても、みんな同じチーム
たしかに、職場の中には「指示を出す人」「報告を受ける人」という関係があります。
また、雇う側と雇われる側といった違いもあります。
でもそれは、仕事をスムーズに進めるためのルールであって、
「どちらがえらい」「どちらが下」なんてことを決めるものではありません。
たとえば歯科医院で、歯科衛生士さんが患者さんの生活習慣を丁寧に聞き取って、
その情報をもとに歯科医師が治療の方針を考える──
そんな連携がうまくいけば、患者さんの生活はぐっと良くなります。
このとき、どちらが上で、どちらが下でしょう?
どちらの力も大切で、どちらが欠けても良い結果にはならないのです。✨
🧩現場でよくある「ちょっとした勘違い」
医療や介護の仕事では、いろんな職種がチームになって働いています。
歯科医師、医師、看護師、歯科衛生士、介護士、リハビリ職、薬剤師、ケアマネジャー…みんなそれぞれの専門があります。
けれど、ときどきこんなことが起きます。
「お医者さんが言っていることだから、何も言わない方がいいかな…」
「自分は介護職だから、専門的なことは言えないかも」
「医師が決めたことだから、それが絶対だよね」
でも、こうした“遠慮”や“思い込み”が積み重なると、
せっかくのチームが力を出しきれなくなってしまいます😢
お互いの意見を尊重して、
「ちょっと気づいたことがあるんですが…」と話せる雰囲気がとても大事です。🌿
🌱協力し合うと、こんなに違う!
ある病院でのこと。
看護師さんが「この患者さん、食事のときにいつもむせている」と気づきました。
そこで、リハビリの先生と歯科衛生士さんが協力して食べ方をチェックし、食事の形を工夫したところ、むせることが減り、元気に食事できるようになりました🍚
このとき誰が一番えらかったのでしょうか?
──きっと、みんなが力を合わせたことそのものが一番すばらしかったのです✨
🌸おわりに
医療・介護・福祉の仕事には、えらいもえらくないもありません。
どの仕事も、人の健康や生活を支えるために欠かせないものです。
大切なのは、肩書きや職種よりも、「お互いを思いやる気持ち」。
チームで働くみんなが、それぞれの得意分野をいかしながら助け合うことで、
地域の人が安心して暮らせる社会ができていくのだと思います😊







