子どもの歯ぎしり、大丈夫? 実は”成長の証”かも
2025年04月30日
寝ているとき、キリキリと音を立てて歯をこすり合わせる「歯ぎしり」。
これを子どもがしていると、「ストレス?」「歯が悪いの?」と心配になる親御さんも多いのではないでしょうか。
でもご安心ください、子どもの歯ぎしりの多くは“異常”ではありません。
・歯ぎしりは成長の一部?
歯ぎしりは、専門的には「ブラキシズム」と呼ばれます。
大人のブラキシズムは、ストレスや睡眠の質に関係していることが多く、場合によっては治療が必要です。
しかし、子どもの歯ぎしりは少し意味が違います。
特に小さな子どもは、乳歯が生え、あるいは永久歯に生え替わっていく時期。
この時期の歯ぎしりについては、よく分かっていなことも多いのですが、おそらく、あごの骨や筋肉の発達や、かみ合わせの調整といった、“からだの調整作業”のような役割をしていると考えられ、病気とは見なされないことが多いです。
・ 放っておいてもいいの?
一時的な歯ぎしりであれば、多くの場合は自然におさまります。
特に子どもは、成長とともにかみ合わせが変わるので、歯ぎしりも変化します。
ただし、次のような場合は一度歯科医院で相談してください。
>音がとても大きくて長く続いている
>朝起きたときにあごを痛がる、あごがすごく疲れている
>歯がすり減って欠けてきている
>乳歯でも、むし歯やかみ合わせに問題がありそう
・保護者の方にできることは?
まずは過度に心配しすぎないことが大切です。
また、子どもの歯ぎしりを無理に止めようとする必要もありません。
気になる場合は、定期健診のときに歯科医師に伝えてください。口の中の状態を見せていただければ、治療が必要かどうか判断できます。
・まとめ
子どもの歯ぎしりは、体の成長に伴う一時的な現象であることが多いです。
もちろん、気になる場合は歯科医院で確認してもらえれば安心ですね。
「うちの子、大丈夫かな?」と気になるときこそ、気軽にプロにご相談ください!