「訪問歯科診療 プランニングの極意」が刊行されました
2019年11月11日
いよいよ発売されました!
「訪問歯科診療 プランニングの極意」
私も一節を書かせて頂いております。
↓こちらの方から、内容の一部を見ることができます。
ぜひご覧ください。
本の表紙にもありますが、訪問歯科診療をするうえでは、既存の歯科医療の枠組みを超えた問題が多くあります。
難病、低栄養、サルコペニア、発達期障害、介護力、多職種との連携、などなど。
それらすべてを歯科医師がマネジメントすることは不可能です。
しかしそれらを考慮せずに訪問歯科診療を成功に導くこともまた、不可能です。
この本では、9人の訪問歯科診療に取り組む先生方の症例がまとめられています。
非常に複雑に絡み合った問題を抱える患者さんたちに対して、「どのように治療をプランニングし実行していくのか」という、医療の根本ともいうべき部分を真正面からとりあげています。
著者の先生方は、皆さん本物のエキスパートだと思います。私だけ怪しいですが(笑)。
他の先生のパートを読ませていただいて、大変勉強になりました。
いま、訪問歯科診療や障害を持つ患者さんの治療で悩みをお持ちの先生には必ずヒントが見つかると思いますし、現在の訪問歯科診療の現場を知る上でも有用だと思います。
16年前、植田耕一郎先生に導かれて足を踏み入れた訪問歯科診療は、何もかもが手探りの、未開の世界でした。
年月が経ち、ここまで訪問歯科診療が体系として整備されてきたことに、驚きを感じています。