🦴骨粗しょう症の薬を飲む前に、歯医者さんに行く理由とは? ~顎の骨が壊れるって本当?~
2025年08月4日
🪨骨を強くする薬に、意外なリスク⁉
骨粗しょう症は、特に高齢の女性に多い病気で、骨がもろくなり骨折しやすくなる状態です。その治療に使われるのが、ビスホスホネート製剤(BP製剤)やデノスマブなどの注射薬です💉
これらの薬は、骨の代謝を抑えて骨を強くしてくれる、とても大切なお薬です。
ところが…これらのお薬を使っているときに、あるトラブルが起きることがあるのです。
😨あごの骨が壊れる!?「MRONJ」とは
BP製剤やデノスマブを使っている人に、ごくまれに起こる副作用に、「薬剤関連顎骨壊死(MRONJ:エムロンジェー)」という病気があります。
これは、あごの骨が壊死(えし=骨の細胞が死んでしまう)する状態で、次のような症状がみられます。
歯ぐきに穴が開いて、骨が見える👀
あごが腫れたり、痛くなったりする😖
傷が長く治らない🕰️
特に、「8週間以上、骨が見えたままになっている」「歯ぐきに膿の通り道(瘻孔=ろうこう)ができている」といった状態が続く場合に、MRONJと診断されます。
❗抜歯だけが原因じゃない!MRONJの本当のリスク
「MRONJは抜歯をすると起こる」とよく言われますが、実はそれだけではありません🙅♀️
🔹 すでに始まっている場合もある
歯を抜く前から、じつは目に見えない形でMRONJが始まっていることがあります。これをステージ0と呼びます。歯を抜いたことで、すでに隠れていた病変が表に出てくるケースもあるのです。
🔹 口の中の感染が大きなリスク!
むし歯や歯周病、歯の根っこの感染(根尖病変)、インプラント周囲炎などがあると、MRONJが起こりやすくなることがわかっています🦷💥
つまり、歯ぐきや骨に感染があること自体が、MRONJの引き金になるのです。
🔹 薬の作用で自然に起こることも
MRONJは、感染がなくても薬の影響で血の巡りが悪くなり、骨が壊死するケースもあります。ただし、いったん骨が露出すると、そこから細菌が入り込み、最終的には感染を伴う状態(骨髄炎)に進行することが多いのです。
💡ちなみに、MRONJの発症契機として**抜歯が最も多い(約6割)**というデータもありますが、これは「抜歯が原因」というよりも、すでに病変が進んでいたところに処置が加わって、表面化したと考えられています。
🦷だから大事!治療前の歯科受診
薬を飲み始める前に歯科を受診することで、MRONJのリスクをグッと下げることができます✨
歯医者さんでは、次のようなことをチェックします。
むし歯や歯周病がないかチェック🔍
グラグラの歯があれば、薬を始める前に治療🦷
合わない入れ歯の調整🪥
正しい歯みがき方法の指導🪥💡
そして何より、口の中の感染をしっかり治しておくことが大切です。
薬を使い始めてからだと、大きな処置が難しくなる場合もあるので、事前の受診がとても重要です。
🍀まとめ
骨粗しょう症の薬は、骨折を防ぐための心強い味方です🛡️
でもその薬がきちんと効果を発揮するためにも、歯とお口の健康が欠かせません。
「骨の薬を飲む前に歯医者に?」と思われた方も、ぜひこの記事を参考にしてください😊
周りに骨粗しょう症の治療を始める方がいたら、「歯医者さんにも行ってみてね!」と一言アドバイスしてあげましょう💬







